私が、百ハイに出場し始めた第32回以前の、初期の百ハイ仮装にはどんな物があったのでしょう?非常に興味のあるところですが…残念ながらあまり資料が集まりませんでした。それども、どうにか集めた資料を基に分かる限りで百ハイ仮装の歴史について書いてみます。
■百ハイ仮装略歴(第31回まで)
1963年 第1回
100キロハイク始まる。
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1988年 第26回
人物研究会の大阪太郎氏が「バカ殿メイク&白鳥の首のついたバレリーナ衣装」で参加。この出来事を百ハイ用語で「88年革命」と呼ぶ。
1989年 第27回
仮装大賞の授与開始か?
1990年 第28回
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1992年 第30回
この間の資料なし
1993年 第31回
理工学部(当時)の大貫氏による「ヤキソバン」が仮装大賞を受賞。
(一部、第41回本庄〜早稲田100キロハイクパンフレット p.16より引用)
■第31回仮装大賞「ヤキソバン」(大貫氏)
私が百ハイに参加している最中に、偶然に第31回に「ヤキソバン」で仮装大賞を受賞した 大貫剛氏(理工学部土木学科出身)とお話しする事が出来ました。
第31回当時は、私はまだ参加しておらず、先輩達のお出迎えに大隈講堂前で待っているだけでしたが、ゴールするヤキソバンを見て衝撃(笑撃?)を受け、今の仮装道に入るきっかけになりました。早い話が、この人が居なければ、私が道を誤る事は無かったのです。
伺ったお話の内容と、私の記憶を頼りに、仮装衣装のデータをまとめてみました。
写真データなし
衣装データ
モデル
ヤキソバン
形状分類
服型
選択理由
当時のCMから
サイズ
装着者の体型
装着時頭頂高
185cm(推定)
重量
不明
外面材料
スウェットスーツ
フレーム材料
−−−
その他の材料
ニット
UFO空き容器
発泡スチロール
ソース容器他
雨対策
不明
歩き易さ
良好
手の振り
良好
通常視野
良好
ハッチ開閉時視野
−−−
後方確認
良好
ゴール
早い
推定構造図
肌に密着していない装着物とそのフレーム
肌に密着している仮装用装着物
仮装に準じた形状に加工したバックパックや仮装固定具
仮装に関係ない荷物やバックパック
仮装用装着物なし
←open
視野確保用ハッチ
■説 明
衣装は、黄色いスウェットスーツをベースに、「UFO」のロゴを付加。それに、手縫い赤パンツやニット製赤マスクを加え、さらに、頭には特大UFO(発泡スチロールから切り出し)、腹部には本物のUFO(光る)、ソースビーム(ウエストバックに装備され脱着可能)を装着した形になっています。
この第31回には、この他にも数名ヤキソバンがいたのですが、その中でも一番出来が良かった大貫氏に仮装大賞が授与されたそうです…まぁこれは当然でしょう。