タイトル


発泡スチロールの軽さが物を言うインパクト抜群の特大頭。
でも視野が狭いとぶつかって邪魔なだけ。

写真
衣装データ
モデル トロ
形状分類 ハリボテ+服型
選択理由 当時のCM&ヒット商品から
サイズ 90×60×45cm
装着時頭頂高 210cm
重量 7kg
外面材料 発泡スチロール
フレーム材料 木材
その他の材料
モデリングペースト
ジエッソ
雨対策 なし
歩き易さ 普通
手の振り 難あり
通常視野 狭い
ハッチ開閉時視野 良好
後方確認 体ごと
ゴール 21時

構造図
構造図
color 肌に密着していない装着物とそのフレーム
color 肌に密着している仮装用装着物
color 仮装に準じた形状に加工したバックパックや仮装固定具
color 仮装に関係ない荷物やバックパック
color 仮装用装着物なし
←open 視野確保用ハッチ



■説 明

    ミレニアムの100ハイを飾った被りモノはポケステゲーム「どこでもいっしょ」のキャラ兼カルピスウォーターのCMキャラであるネコの「トロ」+「プレステ2」です。
     私は、被りモノキャラの選択に、
    「その時に話題の人・物・CMキャラの仮装をする。しかし、アニメキャラクターやゲームキャラクターはしない。」
    という制限を設けていますが、この「トロ」はこの後半部分に違反している物になります。しかし、その年の3月頃からカルピスウォーターのCMにも登場するようになったので、「CMキャラでもある」との判断を下し、「トロ」に決定しました。もう少し裏話をすると、先に「プレステ2」案があったのですが、それだけではあまりにもネタとしては弱すぎるってんで、それを補填するネタを探していたら、メインとサブが入れ替わった…ってのが真相です。
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     今回の特徴は、初めて発泡スチロールを使ったことです。下書きから輪切り図を書きだして、5cm厚のスチロール板を多層重ねにしておよその形を作った後、ゴリゴリ削って整形。その後、表面にモデリングペースト+ジエッソを塗って仕上げ。内部に木枠をはめ込み、肩に担げるようにしつつ、前パーツと後ろパーツが簡単に脱着できるようにしておきます←視野確保のためにはとても重要な構造です。

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     そうして、できあがったのっぺら坊のトロに別に作った差込式表情パターン(4パターン)を差し込んで、表情の変化を演出します。
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     プレステ2部分は、お馴染みのプラスチックダンボールを使って本体を作り、コントローラ部分は発泡スチロールを削って、そこら辺にあった電気コードをコントローラケーブルにして本体と接続。それをベルトで腰に固定します。
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     こうしてできあがった「100ハイでもいっしょ」の重さは7kg。元より発泡スチロール製ですから雨に濡れても何の問題もなく、私が参加しはじめてから初めての最初から雨が降っている100ハイでしたが、雨具無しで歩けました。
     ただ、問題がありまして…通常状態では視野がもの凄く狭く人や物にぶつかりやすい→でも手は振れる。 前パーツをずらせば視野が確保できる→でも手が振れない。というジレンマに陥りました。 通常状態だと、前斜め45度にある物体・人が見えないので、今回はこれまでになく他の人にぶつかりました…ぶつかってしまった人、すいません。
     オマケに、初日は、歩いている最中に、いつの間にかプレステのコントローラが落ちてしまい、どこかに行ってしまいましたし、二日目に都内のスーパー前を歩いていたら、私を見た母子が、
    母:「…あ、○○ちゃん、見て。ほぉら、キティちゃんよぉ〜!」
    娘:「あんなのキティちゃんじゃなぃいっ!(泣叫)
        あんなのキティちゃんじゃなぃぃぃいっ!(更に泣叫)」
    なんて泣かれたり…(涙) いや、別に俺が悪いワケじゃないんだけどねぇ。
     そんなこんなで交通量が多い場所では、ほとんど前パーツずらしで歩きましたが…そのお陰で手が振れないのが災いして足に負担がかかり、かなりのペースダウン。オマケに木枠が肩に食い込みかなり腫れてきたり、酔っぱらいに絡まれて説教きかされるわ…で、いつも通り閉会式には間に合いませんでした(涙) でも、今までで一番色んな事があった100ハイだったかもしれません。

     ちなみに、ゼッケンネームは「100ハイもいっしょ」で、この被りモノを脱いだときの事も考えて「こねこもいっしょ」のバンダナをしてました。
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