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 架空風景・「音速の壁」
 
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 航空力学の用語に「音速の壁」というのがあります。今回はこの「音速の壁」について考えて見ましょう。 まず初めに、推定値からその航空力学的な特性を導き出してみましょう。体の形状からして、一種の全翼機だと推測されます。

 このスペックの物体が遷音速〜音速〜超音速と速度を上げて行った場合の壁周辺の空気の流れや衝撃波の発生状態を下に示します。実際の材質は不明ですが、仮に土壁だと仮定するならば、衝撃波に耐えられず、粉々に砕けていくことになるでしょう。

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タイトル:「音速の壁」
収録誌:三才ブックス「B-GEEKS」・第8号(2002.9)

説明文:

 「音速の壁」=「音速を超える時の衝撃波による障壁」であるところを、「音速で飛ぶ壁」と勘違いしたまま話を続行した…ってな話。でも、ぬりかべは大きさ変えられるらしいですから、数値は物凄く適当…だいたい空飛ばないし。

 厚めの翼が超音速に突入したときの衝撃波の様子の変化をベースにチョコチョコと弄っただけです。解りやすいように衝撃波で切断&砕け散っていますが、実際にはこうならないハズ。

 このネタを人類で始めて音速を超えた男・チャック・イエガーに捧げ……たら泣くだろうな(汗)
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