コットの能書き
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千葉県特産米の新品種「ふさおとめ」のパッケージを飾るのは、おにぎりを今にも頬張らんとする、赤い着物の裸足の可憐な清楚な少女。それが「ふさおとめ」嬢、略して「ふさ嬢」です。
昔に比べてお米のパッケージデザインにも凝った物が増えて来ました。「釣りキチ三平」の矢口高雄による「あきたこまち」や、まんが日本昔話風の「ひとめぼれ」の女の子などがそれに該当します…他にも若干ありますが、米や銘柄名との関係が不明瞭であったり、そのまんまだったりするのが多いので、放っておきましょう。とにかく、日本人の主食であり、文化の根底をなすはずのお米のパッケージデザインには、数の増加した割に、秀逸な物が少なかったのです。
そんな中に現れたのがこの「ふさおとめ」です。漫画と挿絵の際どい中間を行く、神業的デザインで、「他の有名銘柄米を買うつもりが、パッケージを見て、ふさおとめにしてしまった」という人が続出しました。今後、そんな彼らを「精神的兼業農家希望者」と呼ぶ事にしましょう(笑)
肝心のお米自体に関して言えば、最高級銘柄の魚沼産コシヒカリなどが冠する「食味ランク:特A」には劣るものの、他の特産米が軒並み「ランク:B」の低い評価に甘んじている中、ふさおとめは平成10年度は「ランク:A」という通常のコシヒカリと同等の評価を得ています。
ただ、聞いた話によりますと、普通の米よりも糠が多いので、しっかり洗う必要がある、との事です。実際に食べる時には試してみて下さいな。
残念ながら、千葉特産であるが為に、首都圏でも時期・地域によっては手に入りにくく、まだまだ知名度が低いのが現実ですが、そのデザインやマスコットとしての販売促進への貢献度が群を抜いているので、当工房での最高の(萌え萌え〜)^3と評価しました。
他に弱点としては、そのデザインが全年齢対象であることが逆に災いして、いわゆる「ろりぷに系」を好むヲタク世代には取っ付きにくい、という点でしょうね。
現在までに製作された公式ふさおとめグッズは、99年度のキャンペーン用プレゼントに作られた「ふさおとめイオカード(1000枚)」と2000年度のキャンペーン用の図書カードのみです。これから増えていくと嬉しいですけどね。
こういうページを運営していたお陰で、原作者のkeina様ともお近づきになれまして、さらには、CG製作の協力までしていただき、まことに、マスコット工学者冥利に尽きるというものです。この場を借りて、あつく御礼申し上げます。
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